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オフィスのフェイクグリーン|手入れ不要で置ける選び方

オフィスにフェイクグリーンを入れるとき、最初に決めるのは植物の種類ではありません。「その建物で防炎品を求められるか」と「置く面が什器の天板か床か」の2点です。

ここが決まらないと、せっかく届いても総務や管理会社から置き直しを求められたり、キャスター椅子の動線に食い込んで置き場所を変えることになります。

フェイクグリーンは水やりが不要で、担当者が異動しても管理が引き継がれずに枯れる、という観葉植物の典型的な失敗が起きません。

そのぶん「一度置いたら動かさない」前提になるため、寸法と固定を先に詰めておく価値が大きい場所です。以下では、オフィス固有の制約から順に整理します。

枯れないフェイクグリーン編集部

「枯れないフェイクグリーン」は、水やり不要で暮らしを彩る造花・フェイクグリーンの選び方を発信するメディアです。観葉植物タイプの大型グリーンから光触媒の消臭タイプ、飾り方やお手入れのコツまで、置き場所別・目的別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

オフィスに置くフェイクグリーンの条件を先に洗い出す

執務スペースは、住宅のリビングとは制約の種類が違います。まず確認したい項目を挙げます。

確認項目オフィスで問題になる理由
防炎品を求められるか不特定多数が使う建物では、内装装飾に防炎物品を求められる場合がある
床置きか天板置きか床置きは避難動線、天板置きは地震時の落下が論点になる
壁・パーティションに穴を開けられるか賃貸オフィスは原状回復の対象になる
空調の吹き出し位置直風が当たる場所はホコリが舞い、葉が振れて音が出ることがある
窓の方位とブラインド西向きの窓際は直射日光で退色が早い
清掃の入り方床を掃除機で清掃する場合、鉢が軽いと動かされる

特に見落としやすいのが清掃と避難動線です。夜間に清掃が入るオフィスでは、軽い鉢は毎回どこかへ寄せられ、位置が少しずつずれます。

また廊下や階段付近、消火器や防火扉の前に大型を置くと、管理会社から移動を求められることがあります。置き場所の候補は、動線の外側にある柱脇・什器の間・窓際のデッドスペースから探すほうが定着します。

オフィスのフェイクグリーンに防炎ラベルが必要になる場面

消防法にもとづき、カーテンやじゅうたんなど一定の物品には防炎性能が求められ、対象となる防炎物品には防炎ラベルが付されます。店舗・オフィス・宿泊施設・高層建築物など、不特定多数が利用する建物の内装装飾では、防炎品を求められる場合があります。

必要かどうかは物件ごとに変わる

ただし、個別の物件で防炎が必須かどうかは用途・規模・自治体によって異なります。

同じビルでも、執務室の卓上に置く小さな鉢と、エントランスの壁一面を覆うグリーンパネルでは扱いが変わり得ます。

全国一律に「オフィスなら必ず防炎が必要」と言い切ることはできません。

確認先

判断が必要なときは、公益財団法人日本防炎協会(日本防炎協会の公式サイト)と、所轄の消防署に確認するのが確実です。ビルの管理会社や内装工事を担当した業者に聞くと、その物件で過去に何を求められたかが分かる場合もあります。

商品側では、防炎ラベル付きかどうか、または防炎加工品として販売されているかを商品ページの仕様欄で確認します。表示が無い商品は、防炎品として扱わないほうが安全です。

オフィスで置けるサイズの測り方

フェイクグリーンの全高は、一般に鉢底から葉先までの高さを指します。ただし同じ全高でも葉の張り出しで占有面積は変わるため、高さだけを見て発注すると、通路に葉がはみ出して結局奥へ押し込むことになります。

床置きで測る3か所

床置きの場合は、置きたい位置の「幅」「奥行き」「上方向の余裕」を測ります。幅と奥行きは、隣の什器や壁からの空きを実寸で取ります。

上方向は天井の高さではなく、その位置にある照明・スプリンクラー・空調吹き出し口までの距離です。天井高が2,400mm前後のオフィスなら、全高1,600〜1,800mmの大型でも収まりますが、吹き出し口の真下は避けます。

デスクとカウンターで測る箇所

卓上に置くなら、天板の奥行きのうち何ミリを渡せるかを先に決めます。モニターアームやキーボードの手前スペースを削ると使いにくくなるため、モニター横の三角地帯か、パーティションに接する奥側が候補です。

受付カウンターでは、来客側から見える高さと、スタッフの視線を遮らない高さの両方を測ります。座位で対面する受付なら、全高300mm前後までに抑えると顔が隠れません。

パーティション上の張り出し

ローパーティションの上端に載せる使い方は、上端の板厚と、隣席側への張り出しを測ります。隣の席に葉が入り込むと、書類や飲み物に触れて苦情になりやすい部分です。

梱包時に葉を畳んでいる商品が多く、開封して葉を広げると表記より大きく見えます。実寸に対して幅方向は100mm程度の余裕を見ておくと安心です。

オフィスに向く形状と素材の選び方

置き方は、床置きの鉢タイプ、卓上タイプ、パーティションや壁に付けるタイプの3系統に分かれます。

形状ごとの向き不向き

タイプ向く場所注意点
床置きの大型エントランス、会議室の角、柱脇避難動線を避ける。重量と鉢の直径を確認
卓上の小鉢・多肉植物タイプデスク、受付カウンター、書棚の上地震時の落下。陶器鉢は割れる
壁掛け・パネル会議室の壁面、ロゴ横、休憩スペース壁に穴を開けられるかの確認が先
吊り下げ・下垂タイプキャビネット上、間仕切りの上端頭がぶつかる高さに垂らさない

デスクの上に置く小型では、陶器鉢の重さが安定につながる一方、落下時に割れる点が弱点になります。

人の往来が多い通路側の天板なら、樹脂鉢のほうが安全側です。

座席を区切りたい意図がある場合は、鉢ものより視線を切る高さと密度で選ぶ目隠しの考え方のほうが目的に合います。

素材の違い

葉の素材は主にPE(ポリエチレン)とPVC(塩化ビニル)です。

PEは葉の型に樹脂を流して成型するため葉脈や厚みが立体的で、手触りも本物に近い層で使われます。

PVCは安価に量産でき普及帯の多くを占めますが、表面が光を強く反射しやすく、テカりで人工物と分かりやすいのが弱点です。

オフィスは天井のLED照明が真上から当たる環境で、光沢の強い葉は反射が目立ちます。来客の目に入る受付やエントランスは、マット加工で反射を抑えた仕様を優先する価値があります。

大型では幹だけ天然木を使う仕様もあり、太さのむらや樹皮の質感が出るぶん見え方が変わります。

重量が増えるので、床の耐荷重と搬入経路を先に確認します。

品種ごとの葉の違いを比べたい場合はフィカス系の葉の形とサイズ感の違いが参考になります。

オフィスのフェイクグリーンを倒れない・落ちないように固定する

オフィスは椅子のキャスター、台車、掃除機が動く場所です。住宅より接触の機会が多く、固定の考え方も変わります。

床置きの安定を足す

軽い鉢は、鉢の中に重りを入れて底面の重量を増やします。化粧砂や砂利を足すと、そのまま樹脂むき出しの鉢内を隠す役割も兼ねます。

台車が通る通路沿いは、鉢の外周に幅のあるベースを置くか、什器と壁で挟まれた位置に寄せると接触が減ります。什器に対して結束バンドやワイヤーで幹を軽く留める方法も、動線が厳しい場所では有効です。

天板・棚上の落下対策

キャビネットや書棚の上に置くものは、地震時に落ちて下にいる人に当たる可能性があります。

耐震用の粘着ジェルマットで鉢底を留めるか、そもそも人が座る位置の真上には置かない配置にします。

高い位置に置く場合は、割れない素材の鉢と、軽量の小型に限定するのが無難です。

賃貸オフィスで壁に跡を残さない

賃貸オフィスは原状回復の対象になるため、石膏ボードにビスを打つ前に管理会社の確認が必要です。穴を開けない選択肢としては、貼って剥がせるタイプの粘着フック、ローパーティションのパネルに掛けるパネル用フック、パーティションの支柱にワイヤーを回して吊る方法があります。

粘着タイプは製品ごとに耐荷重が決まっているため、パネル本体の重量に対して余裕のあるものを選び、複数点で支えます。

既存のブラインドレールやパーティション上端を利用すれば、壁に触らずに設置できます。

パーティションの代わりに面で仕切る発想は吊り下げて空間を仕切る使い方にまとめています。

オフィスで安っぽく見せない配置のコツ

同じ商品でも、置き方で印象が大きく変わります。安く見える要因はほぼ決まっています。

鉢の中を隠す

鉢の中が樹脂やスポンジのままだと、近づいた瞬間に人工物と分かります。化粧砂、砂利、人工苔で表面を覆うだけで印象が変わります。

オフィスでは白い砂よりも、土に近い色の砂利のほうが什器の色に馴染みます。プラスチック鉢の場合、陶器やセメント調のカバーポットに入れ替える方法も有効です。

高さを散らして数を絞る

デスク上に同じ高さの小鉢を横一列に並べると、装飾というより備品に見えます。全高の違うものを2〜3点、三角形になるよう配置すると立体感が出ます。

逆に、執務エリア全体に小鉢をばらまくと管理が煩雑になるだけで、雰囲気は良くなりません。エントランス・会議室・休憩スペースといった「人が滞留する場所」に絞り、そこに高さのある1点を置くほうが効きます。

葉を広げてから設置する

梱包で畳まれた葉は、開封後に1枚ずつ広げ、角度を散らします。同じ方向を向いた葉が並んでいると、それだけで人工物らしさが出ます。

枝が複数方向に分かれている商品を選ぶこと、1枚の葉に濃淡が付いているかを見ることも、離れて見たときの自然さに直結します。

基本的な見分け方はフェイクグリーンの種類と選び方の全体像で整理しています。空間全体のバランスの取り方は生活空間で配置する場合の考え方とも共通します。

オフィスで起きやすい失敗と回避策

窓際の日焼け

ブラインドを開けたままの南・西向きの窓際は、直射日光が長時間当たります。UV加工は紫外線による退色を遅らせる加工で、色褪せを止めるものではありません。

屋内用の商品を強い日射に晒すと退色と樹脂の脆化が早く進みます。窓際に置くなら、ブラインドの内側で直射を避ける位置にずらすか、定期的に向きを変えて片面だけ褪せるのを防ぎます。

ホコリと空調

ホコリは葉の表面と付け根にたまります。

オフィスは紙の粉が多く、住宅より堆積が早い環境です。

ハンディモップ、エアダスター、ドライヤーの冷風で落とします。

空調の吹き出し口の下は特にたまりやすく、来客の目に入る場所なら避けたほうが手間が減ります。

水洗いの可否は素材と加工で変わり、光触媒加工品やプリント仕上げは加工が落ちる場合があります。

洗う前に取扱表示を確認し、目立たない葉で試します。

においの吸着

ポリエステルや布地の葉はホコリを吸着しやすく、毛羽立ちや退色も出やすい素材です。喫煙室の近くや給湯室に置くと、においや油分が付着した状態になりやすいので、拭き取れる樹脂系の葉を選びます。

光触媒に期待しすぎない

光触媒は酸化チタンなどを表面に加工し、光が当たると触媒反応が起きる仕組みです。消臭・抗菌をうたう商品に使われますが、働くのは光が当たる環境で、暗所では期待できません。

紫外線応答型と可視光応答型があり、窓のない会議室や夜間の消灯後は条件が変わります。

効果の程度は商品と環境によって変わるため、「においが消える」「空気がきれいになる」と期待して導入すると評価がずれます。

あくまで加工が付いているかどうかの仕様差として捉えるのが妥当です。

動線をふさぐ

大型を通路に置くと、台車や来客の動線に干渉します。

廊下・階段・防火扉・消火器の周囲は避け、什器の間や柱脇に寄せます。

設置後に一度、朝の出社時間帯に人の流れを見て、誰かが避けて歩いているようなら位置を変えます。

よくある質問

オフィスの観葉植物をフェイクグリーンに置き換えても違和感は出ませんか

離れて見る大型ほど分かりにくく、手元で見る卓上ほど分かりやすくなります。デスク上に置くものは、葉脈が型押しで入っているか、葉に濃淡があるかを重視して選ぶと差が縮まります。

本物と迷う段階なら本物の観葉植物と比べたときの判断基準を先に見ると整理しやすくなります。水やり・植え替え・日照管理の担当を置けないなら、人工のほうが状態を保てます。

会議室の壁にグリーンパネルを付けたいのですが、賃貸でも可能ですか

壁の下地と契約内容によります。

ビスを打つ前に管理会社へ確認してください。

穴を開けない方法としては、貼って剥がせる粘着フックで複数点支持する、ローパーティションのパネルに掛ける、天井のピクチャーレールやブラインドレールから吊る、といった選択肢があります。

パネルは面積があるぶん重量が出るため、耐荷重に余裕を持たせます。加えて、内装装飾として面積が大きくなる場合は防炎の扱いを確認しておくと安心です。

デスクに置く小型はどのくらいの高さが使いやすいですか

全高200〜300mm程度までが扱いやすい範囲です。モニターより高くなると視界に入り込み、書類を広げる際にも当たります。

多肉植物タイプの小さな鉢は面積を取らず、モニター横の余白に収まります。ただし陶器鉢は落下時に割れるため、人の往来が近い位置では樹脂鉢を選びます。

手入れはどのくらいの頻度で必要ですか

紙の粉が舞うオフィスでは、月1回程度ホコリを払うと見え方を保てます。

空調の吹き出し口付近や窓際は堆積が早いので、状態を見て頻度を上げます。

退色・毛羽立ち・葉の脱落が出てきたら買い替えの目安です。

屋外に近い環境ほど寿命は短くなります。

まとめ

オフィスにフェイクグリーンを入れるときは、防炎品を求められるかの確認、置く位置の幅と奥行きの実測、固定方法の3つを先に決めます。防炎の扱いは物件によって変わるため、日本防炎協会と所轄の消防署、ビルの管理会社に確認するのが確実です。

設置後の見え方は、鉢の中を隠すこと、高さを散らして点数を絞ること、葉を広げて角度をずらすことで大きく改善します。窓際の直射日光とホコリの堆積は避けられない要因なので、置き場所の選択と定期的な清掃で寿命を伸ばします。

水やりが不要という利点は、担当者が変わっても状態が保たれるという運用上の強みでもあります。判断材料をそろえてから発注すれば、置き直しの手戻りを避けられます。

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