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造花のスワッグ|壁に飾る束ね方と長さの選び方の基準と種類

造花でスワッグを作るとき、いちばん失敗しやすいのは「材料を全部同じ長さで束ねてしまう」ことです。輪郭がのっぺりした扇形になり、壁に掛けた瞬間に人工物だと分かります。

もうひとつは結束点の処理です。

茎の根元が見えたまま吊ると、そこだけ樹脂やワイヤーが目立って安く見えます。

この2点は作業の順番を変えるだけで避けられます。

スワッグはドライフラワーやプリザーブドフラワーで作るのが定番ですが、どちらも生花を加工したもので、湿気や日当たりで退色や崩れが進みます。

造花やアーティフィシャルフラワー(生花に近い再現度を狙った造花の呼称)で組めば、そこは長持ちします。

代わりにホコリの対策が必要になります。

以下、束ね方の工程、材料、壁面に対する長さの決め方、向いている商品の条件を順に整理します。

枯れないフェイクグリーン編集部

「枯れないフェイクグリーン」は、水やり不要で暮らしを彩る造花・フェイクグリーンの選び方を発信するメディアです。観葉植物タイプの大型グリーンから光触媒の消臭タイプ、飾り方やお手入れのコツまで、置き場所別・目的別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

造花スワッグの束ね方を工程で分ける

材料を役割で4つに分ける

まず机の上で、使う花材を「輪郭をつくる長いグリーン」「主役になる花」「間を埋める小花や実」「下に垂らす細い枝」の4つに分けます。

この分類ができていないと、束ねながら迷って手が止まります。

主役は1〜3本に絞るのが基本です。

同格の花を5本以上入れると視線の行き場がなくなります。

輪郭を先に決める

いちばん長いグリーンを2本、逆さのV字になるように重ねて背骨をつくります。

スワッグは束ねた根元を上にして吊る形が一般的なので、下側が広がる逆三角形か、下端が細くなる涙形のどちらにするかをここで決めます。

決めた輪郭からはみ出す花材は、あとで必ず切ります。

輪郭が決まったら次へ進みます。

段差をつけて重ねる

背骨の上に、主役の花を全体の上から3分の1あたりに置きます。中央ぴったりに置くと図形的になり、少し外すと自然に見えます。

以降は花材の先端位置を毎回2〜3cmずらして重ねます。

先端が横一列に並んでいないかを、そのつど正面から確認します。

並んでいたら1本抜いて位置を変えます。

結束点を1か所に固定する

束を左手で握った位置が結束点です。

ここは動かしません。

地巻きワイヤー(紙巻きの細い針金)を茎に4〜5周きつく巻き、端はねじって内側に折り込みます。

ここで一度壁に当ててみて、束が回転しないか、片側に倒れないかを見ます。倒れる場合は重い花材が片寄っているので、反対側にグリーンを1本足します。

茎を切り揃えて根元を隠す

結束点から下(吊ったときの上側)の茎を、5〜8cm程度で切り揃えます。造花の茎は中に針金が入っているものが多く、布用のはさみでは刃が傷みます。

ニッパーかワイヤーが切れる工作用はさみを使います。

切り口が見えるので、麻ひもやリボンを結束点に巻いて隠します。

リボンの結び目は正面から見て中央に来る位置に置きます。

吊り紐を付けて離れて見る

結束点のワイヤーに麻ひもを通して輪をつくります。

壁に掛けたら2mほど離れて全体を見ます。

確認するのは、輪郭が左右対称になりすぎていないか、下端が中途半端に切れて見えないか、隙間から芯材が見えていないかの3点です。

隙間が見えたら、小さめの葉を1枚差し込んで埋めます。

スワッグ作りに用意する材料と道具

用途もの選び方の目安
輪郭のグリーンユーカリ、オリーブ、麦穂などの細長い枝物全長の中でいちばん長いものを2〜3本
主役の花バラ、ダリアなど面のある花1〜3本。色数は2色までが扱いやすい
埋め材小花、実物、かすみ草系数本まとめて使うので多めに
結束地巻きワイヤー、麻ひも、リボンワイヤーは細番手のほうが締めやすい
切る道具ニッパー、または刃の厚い工作用はさみ茎の針金を切るため必須
壁への固定粘着フック、ピンフック耐荷重が束の重さを上回るもの

均一価格の店で揃いやすいのは、麻ひも、ワイヤー、リボン、小花や葉の単体パーツです。細かい埋め材はここで数を確保しやすい種類が並びます。

一方で、輪郭を決める長い枝物と、主役になる面の大きい花は、均一価格帯だと丈が短く枚数も少ないことが多く、ここだけは専門店や通販で探すほうが仕上がりが安定します。取扱いは店舗や時期で変わるので、行く前に大きさの表記を確認しておくと無駄が減ります。

賃貸で壁に穴を残したくない場合は、剥がせるタイプの粘着フックか、石膏ボード用の細ピンを使う方法があります。

粘着フックは製品ごとに耐荷重と貼れる壁の種類が決まっているので、表示を読んでから貼ります。

ドアや窓枠の上端に引っ掛けるフック、突っ張り棒に吊る方法なら、壁に触れずに済みます。

造花のスワッグが安っぽく見える原因

先端が横一列に並んでいる

最大の原因です。

束ねる前に花材の長さを2〜3cm刻みでずらしておけば、ほぼ防げます。

既製の花束をそのまま逆さにすると起きやすい現象でもあります。

葉の色が単色でテカっている

1枚の葉が濃淡なしのべた塗りで、表面に強い光沢があると人工物だと分かります。PVC(塩化ビニル)製の普及帯は表面が光を反射しやすい傾向があります。

マット加工で光沢を抑えたもの、葉脈が印刷ではなく型押しで立体的に入っているものを選ぶと差が出ます。買ってしまったあとであれば、直射光や照明が正面から当たる壁を避け、光が斜めから入る面に掛けるとテカりが目立ちにくくなります。

結束点の処理が甘い

茎の切り口、ワイヤー、樹脂のジョイントが見えていると、そこだけが目に入ります。

リボンや麻ひもで巻いて隠し、さらに小さな葉を2〜3枚かぶせると自然になります。

造花を生花に見せる置き方と器の合わせ方で扱う考え方と同じで、人工物だと分かる部分を隠すのがいちばん効きます。

ホコリが白く乗る

壁掛けは触らないので、置き型より放置されがちです。

ポリエステルや布地の花びらは静電気でホコリを吸いやすく、白っぽくかぶると一気に古びて見えます。

手入れの間隔は後述します。

壁に飾るスワッグの長さとサイズの決め方

長さは花材の都合ではなく、飾る面から決めます。

目安は、飾る壁面の縦幅または下に置く家具の幅に対して、スワッグの全長がその3分の1から半分程度に収まる範囲です。

それより長いと圧迫感が出て、短いと壁の余白に負けます。

場所全長の目安注意点
トイレ・洗面の壁25〜35cm湿気がこもる。布地は毛羽立ちが早い
玄関のドア・壁面35〜50cm開閉時に当たらない高さに
リビングの主役として50〜70cm下端が家具の天板に触れないか確認
キッチンの棚下20〜30cm油煙が付くので短い周期で拭く

高さの基準は、束の上端ではなく「主役の花が来る位置」で考えます。目線よりわずかに上に主役が来ると全体が見やすくなります。

玄関に掛ける場合は、来客の視線と靴を脱ぐ動作の両方に入る高さになるため、玄関に造花を飾るときの花選びと配置の基準も併せて確認すると位置が決めやすくなります。

同じ材料が余ったら、短く束ね直して花器に立てる使い方もできます。その場合は器の口径と丈の関係が変わるので、造花と花瓶の口径・丈のバランスの考え方に切り替えます。

スワッグに向く造花の材質と条件

茎にワイヤーが入っているか

束ねる作業では、茎を曲げて角度を保てることが最優先です。

針金入りの茎は結束後に向きを微調整できます。

プラスチックの一体成型で曲がらない茎は、束ねると全部が同じ方向を向いてしまい、扇形になります。

枝が複数方向に分かれているか

1本の軸に葉を刺しただけの構造は、束ねても奥行きが出ません。枝が2〜3方向に分岐しているものは、1本で立体感をつくれるため本数を減らせます。

素材と質感

葉ものはPE(ポリエチレン)製で型押しの葉脈が入ったものが立体的です。花びらは布地系が向き、ポリエステルなどの生地でつくられた花は薄さと透け感が出ます。

布製の花を指してシルクフラワーと呼ぶ場面もありますが、これも造花の一種です。材質表示がない商品も多いので、分からない場合は光沢の強さと葉の厚みを写真で見て判断します。

店舗に飾るなら防炎

店舗、オフィス、宿泊施設のように不特定多数が使う建物の内装装飾では、消防法にもとづき防炎性能のある物品を求められる場合があります。

対象となる防炎物品には防炎ラベルが付されます。

必要かどうかは用途・規模・自治体で異なるため、公益財団法人日本防炎協会や所轄の消防署で確認してください。

壁面装飾は目につく位置に付けるものなので、事前確認が確実です。

スワッグの手入れとホコリの落とし方

壁掛けは上向きの面にホコリが積もります。

月に1回程度、ハンディモップで上から下へなでるのが基本です。

細かい隙間はエアダスターか、ドライヤーの冷風を弱で当てて飛ばします。

温風は樹脂が変形するおそれがあるため使いません。

落としたホコリが床に落ちるので、掃除の前に行うと二度手間になりません。

水洗いできるかは素材と加工で変わります。光触媒加工品(酸化チタンなどを表面に加工し、光が当たる環境で反応する仕様)やプリント仕上げは、水や洗剤で加工が落ちる場合があります。

まず取扱表示を確認し、洗える表示があるものだけ、裏側の目立たない1枚を湿らせた布で軽く拭いて色移りがないか試します。

問題がなければ全体を拭きます。

判断がつかないときは乾拭きだけにとどめます。

買い替えの目安は、退色、布地の毛羽立ち、葉や花びらの脱落が出たときです。

日当たりの強い壁に掛けたものは進みが早くなります。

パーツ単位で差し替えられるのが手作りスワッグの利点なので、傷んだ花だけ抜いて新しい花を差し込む直し方もできます。

よくある質問

ドライフラワーのスワッグと造花のスワッグは何が違いますか

ドライフラワーとプリザーブドフラワーは生花を加工したもので、人工物ではありません。質感は本物そのものですが、湿気や日光で退色や崩れが進みます。

造花は退色の進みが遅く、湿気の多い場所でも形を保ちやすい一方、質感の再現度は商品差が大きくなります。長く同じ状態で飾りたいなら造花、素材そのものの風合いを取るなら乾燥花という選び分けになります。

造花のスワッグを風水的に避けたほうがよいと聞きました

風水の解釈は流派によって異なり、統一された見解はありません。

人工物は気が動かないとして避ける考え方がある一方、枯れたものを置くほうが良くないとして人工物を認める考え方もあります。

気になる場合の選択肢は造花と風水の考え方の整理にまとめています。

玄関やトイレの湿気は問題になりませんか

樹脂製の葉や花は湿気そのものには強いですが、布地の花びらは湿気で毛羽立ちやすく、結束に使った麻ひもも湿ると傷みます。換気ができる場所を選び、窓に近い直射日光の当たる位置は避けてください。

グリーンだけでスワッグを作ってもいいですか

成立します。

花を入れない場合は、葉の形が違う種類を3種以上混ぜると単調になりません。

葉ものの選び方は造花の観葉植物を選ぶときの基準と同じで、葉脈の型押しと表面の光沢の抑え方を見ます。

まとめ

造花のスワッグは、材料を4つの役割に分け、輪郭を先に決めてから段差をつけて重ね、結束点を1か所に固定する、この順番を守れば形になります。

安っぽく見える原因は先端が横並びになること、葉が単色でテカること、結束点の処理が甘いことの3つに集約されます。長さは花材ではなく飾る面から決め、壁面や家具幅の3分の1から半分に収める範囲で調整してください。

買う前の段階なら、茎に針金が入っているか、枝が分岐しているか、葉脈が型押しかを確認材料にすると作業が楽になります。

店舗に飾る場合は防炎ラベルの要否を所轄の消防署に確認しておくと安心です。

飾ったあとは月1回のホコリ落としと、水洗いの可否を取扱表示で確かめることだけ覚えておけば、長く同じ姿を保てます。

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